こけしで太鼓をたたく!?意外な使い道続々 巨大フリマで…外国人の“宝探し”【スーパーJチャンネル】(2024年3月9日)

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  • Опубликовано: 6 сен 2024
  •  客の4割が外国人という巨大フリーマーケット。外国人観光客の“宝探しスポット”として人気です。「郵便ポスト」や「こけし」「水墨画」などを買ってどうするのでしょうか。気になるお買い物の「その後」も追跡しました。
    ■“日本最大級のフリマ”約4割が外国人客
     東京・品川区の大井競馬場で、ほぼ毎週末、フリーマーケットが開催されています。
     出店数は、およそ350店。来場者は5000人を超えるという“日本最大級のフリマ”なんですが、実は今、多い日には訪れるお客さんのなんと4割が外国人なんです。
    オーストラリアから来た人
    「グレイト!」
    「アメージング!気に入ったわ。オーストラリアのフリマと比べてはるかに大きいわ」
    ドイツから来た人
    「宝探しに来たの。見て回るだけでも楽しいわ」
    チリから来た人
    「インターネットやSNSで、色々な人がこのフリマを訪れている動画を見て、僕も来てみたくなったんです」
     出店者が変わるごとに入れ替わる商品は実に様々…。訪れる外国人たちのお買い物を追跡取材しました。
    ■42回来日も…運命の出会いは“3回”?
    マーティンさん(40)
    「(Q.どこから?)サイパン」
    「(Q.日本には何回目?)42回」
     日本が大好きだというマーティンさんのお目当ては?
    マーティンさん
    「これは珍しい。なかなか見つからないんだ」
     お目当ての「ひょうたん」を見つけ、500円でお買い上げ。
    マーティンさん
    「きめ細かで美しい、大好きなんだ。日本に42回も来ているけど、ひょうたんを買えたのは3回だけなんだ。いつも見つけ次第買って大切にしまっているんだよ」
     42回目の来日で、3回目の運命の出会いだったそうです。
    ■300円の「浮世絵」に思わずグッドサイン
     やはり、日本ならではの品は人気のようです。
     アメリカから来たクリスティーネさん(65)を興奮させたのは「浮世絵」です。
    クリスティーネさん
    「いいモノがあったわ」
    「(Q.いくらですか?)スリーハンドレッド(300円)」
     300円と聞いて、思わずグッドサイン!いざ品定め。

    「これなんかいいんじゃないかい?」
    クリスティーネさん
    「いいわね、うん」
     風景や桜など5枚お買い上げしました。
    クリスティーネさん
    「家に他の浮世絵もあるの。自宅の壁を、浮世絵でいっぱいにしたいのよ」
    ■「こけし」の意外すぎる使い道
     アメリカから来たジェニファーさん(60)が買ったのは?
    ジェニファーさん
    「これ(こけし)を3つ買ったわ」
     やっぱり日本の伝統工芸品は大人気!と、思いきや…。
    ジェニファーさん
    「これは太鼓をたたく道具でしょ?こんな感じで使うんだと思うわ」
     なんと、“太鼓のバチ”と勘違い!?慌てて取材班が「こけし」と説明しました。
     後日、こけしは海を越えました。すると、ちょっとびっくりな、使い道でした。
    ジェニファーさん
    「私はいつもめいそうをしながら太鼓をたたいてストレスを発散してるの。この人形は本当にクールで太鼓をたたくのにピッタリだわ」
    ■フリマ来るたび「昭和レトロな羽子板」探し
     インドからやってきた女性が買ったのは「羽子板飾り」です。
    インドから
    「何に使うモノか分からなかったけど、見た目がかわいらしかったので買っちゃいました。意味は分からないけど…将来的に何かに使えるかなって」
     何の道具か分からなくても、見た目やデザインが外国人を魅了しています。
     こちらのシェーンさん夫婦は、オーストラリアからのリピーターです。

    「5回ぐらい?それ以上かな。日本へ来るたびに、いつもここに来てるんだ」
     このフリマに来るたびに探しているお目当てのモノがあるそうです。

    「これいくらですか?」
    店員
    「ワンハンドレッド(100円)」

    「100円」
    店員
    「そう。100円、100円」
     実は、昭和レトロな羽子板の大ファンなんです。

    「200円、ありがとう」
    店員
    「ありがとうございます」

    「古い羽子板が大好き。家に10個あるかもしれない。かわいい顔のものを買う」
     帰国後、部屋の一角に作られた自慢のコレクションの動画を送ってくれました。

    「僕は画家だからポップアートに興味があって、日本の羽子板の芸術的クオリティーが大好きなんだ。この鮮やかさとシンプルなグラフィックがいい。フリマはこんな掘り出し物に巡り会えるから素晴らしいね」
    ■使い道を決めず“ポスト”購入「ユニークだ」
     アメリカから来たライアンさん(33)が手にしていたのは、意外なモノでした。
    ライアンさん
    「1000円でゲットしたんだ。とてもユニークだね。安いと思うね。面白い、アメリカでは見たことがないよ」
     大満足ですが、売った側も意外だったそうです。
    店員
    「不思議でしたね。こけしとか掛け軸は大人気なんですけど、ポストはちょっとびっくりですね…」
     ライアンさんは、ポストの使い道を特に決めているわけではないようです。
    ライアンさん
    「(Q.これはお宝?)だと思います」
     日本のポストはどう使われるんでしょうか?帰国後、動画を送ってもらいました。
    ライアンさん
    「日本で買ったポストは…ここだ!ここに置くのがベストだ。いいね、雰囲気に合っている。満足だよ」
     確かにおしゃれな部屋の白い壁に昭和っぽいポストが意外にもマッチ!貴重品を入れるボックスとして使う予定だといいます。
    ■自慢のコレクションに“怪獣”仲間入り
     出品者にとっては要らないモノでも、誰かにとっては宝物となるのが、フリマの面白いところです。
     イギリスからやってきた、個性的なファッションのアシュリーさん(33)が買ったのは、日本製の“キューピー人形”です。聞けば、世界中のキューピー人形を集めるコレクターだといいます。
     見つけたのは、17年前のゲームセンターの景品だったレアモノ。はるばる来た甲斐があった様子です。
    アシュリーさん
    「キューピーは私の心のよりどころなの。(タトゥーを見せながら)キューピーよ」
     初めてアメリカからやってきたフランクさん(37)が購入したのは、“怪獣のおもちゃ”です。
    フランクさん
    「懐かしのアンギラスだね」
     映画「ゴジラシリーズ」に登場するアンギラスを2000円でゲットしました。

    「このフリマにはクールなおもちゃがたくさんあるって情報があったの」
    フランクさん
    「僕らはコレクターなんだよ。アメリカでは、レアモノを見つけるのは困難だ」

    「値段も高いしね」
     後日、アンギラスは海を渡りました。自慢のコレクションに、新たな仲間が加わりました。
     そこには、仮面ライダーやウルトラマンなど日本の人気キャラクターもずらりと並んでいます。息子さんも新たに仲間入りしたアンギラスに興味津々です。
    フランクさん
    「フリーマーケットは観光地と違う日本人が行く場所。日常の日本を感じられて最高だったよ。アンギラスはここがベストだね。パーフェクト!グレイト!」
    ■“1つ7キロ”“泥だらけ”でも欲しいモノ…
     チリからやってきたクリスさん(41)は、大きな陶器の鉢2つを無料でゲットしました。
    店員
    「(Q.タダで大丈夫?)大丈夫です。ありがたいです。助かりました。重くて汚れもついているんですけど、朝から誰ももらってくれなかったので」
     捨てる神あれば拾う神あり。クリスさん、何に使うんですか?
    クリスさん
    「チリで盆栽をやっているんだけど、歩いていたら無料って書いてあるのを見かけて。これはもう、もらわないとと思って。チリで、このサイズの鉢を見つけるのは難しいんだ」
     6年前、日本で訪れた盆栽の展覧会で、その美しさと奥深さに魅了されたといいます。
    クリスさん
    「盆栽は趣味というより、私の人生の一部です。この汚れは洗えばいいだけだし、鉢は古ければ古いほどいいんです」
     満足気に梱包するクリスさんですが、妻にはちょっと疑問があるそうです。

    「これどうやってチリに持って帰るの?」
     滞在中の宿で後日、家族3人で泥だらけの鉢を、にこやかに大掃除しました。
    クリスさん
    「キレイにはできたんですが、1つ7キロもあるので、なんとかしてスーツケースに入れられるよう考えます」
     いずれにしても、とっても楽しそうなクリスさん一家でした。
    ■購入した“水墨画”手を加えるアーティスト
     この日、フリマ会場で出会ったのは、西ヨーロッパのルクセンブルクからやってきたダンシンさん(44)。1000円で購入した、風景が描かれた水墨画の使い道は思いもしないものでした
    ダンシンさん
    「ここに絵を描くんだ。僕はアーティストなんだ。鬼や妖怪を描いているんだよ」
     鬼や妖怪を描くアーティスト!?後日、その作業を見せてくれました。
    ダンシンさん
    「日本の古い紙はとても面白いんです。こうやって墨を乗せるとすぐ不規則になじんでしまう。この反応の予測が難しくてインスピレーションを湧かせてくれるんです」
     ダンシンさんが手を加える前の風景画、池の手前に注目して下さい!そこに現れたのは…池から顔を出すカッパです。
    ダンシンさん
    「私の一番好きな妖怪はカッパです。子どもが危険な川に近づかないように、カッパを登場させたという言い伝えもあるそうですね。私の作品は“妖怪の第一人者”水木しげるさんに、とても大きなひらめきをもらっているんです」
     ダンシンさんは水木しげるさんを尊敬しているといいます。元々の水墨画の世界観を崩すことなく、よく見たら妖怪がいる!そんな作品作りを心掛けているんだそうです。
     日本最大級のフリーマーケットには、あなただけのお宝が眠っているかもしれません。
    [テレ朝news] news.tv-asahi....

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